2014年5月20日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)衛星利用推進センター(SAPC)が公募した『衛星データの利用拡大に向けたビジネスモデル』プロジェクトに、株式会社オルカプロダクションの教育用iPadアプリ企画『ORCA SPACE APP SERIES - 衛星データを使って自分の町を調べよう!』が採択されました。衛星データの利用拡大という趣旨に沿って、今回は「だいち」「だいち2号」などに搭載されている「合成開口レーダー(SAR: Synthetic Aperture Radar)」の観測データを用いた教育向けのアプリを開発しました。
「ひまわり」や「ランドサット」などの地球観測衛星に「光学センサー」といわれるデジカメのようなセンサーが搭載されているのはよく知られていることですが、今回メインテーマに据えているのは「合成開口レーダー(SAR: Synthetic Aperture Radar)」というセンサーで、マイクロ波(Lバンド)という電波を観測衛星から地上に照射し、反射してきた電波を観測することで地上の様子を探るものです。
「光学センサー」よりも新しい観測技術「合成開口レーダー(SAR)」の観測データを私達の生活にもっと生かすためにも、このアプリを通じて何が観測できるのかを知りましょう。